めいぼ・めばちこ?「ものもらい」の正式名称は?

眼科まっぷ
  1. めいぼ・めばちこ?「ものもらい」の正式名称は?
2014年01月13日

めいぼ・めばちこ?「ものもらい」の正式名称は?

「ものもらい」は正式な病名ではなく共通語としての俗称です。正式名称は、原因によって「麦粒腫」または「霰粒腫」と呼ばれます。さらに俗称も地方によって様々なものがあるんですよ。

めいぼ・めばちこ?「ものもらい」の正式名称は?

正式名称は「麦粒腫」と「霰粒腫」

まぶたのふちや内側にプチッと出来物ができて赤く腫れてくる病気。皆さんはこの病気を何と呼びますか?「それは“ものもらい”でしょ」と答えてくださる方が多いと思いますが、「ものもらい」は俗称であって正式な病名ではないんですよ。
正式には、細菌に感染することを原因とする急性の化膿性のものを「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」、細菌感染を伴わずに目を保護するための脂を分泌する器官が詰まることを原因とするものを「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と呼びます。ちなみに、霰粒腫に細菌が感染することもあり、その場合は「急性霰粒腫」とか「化膿性霰粒腫」と呼ばれます。

地方ごとに様々な呼び名がある

でも眼科のお医者さんでもない限り、「うわ~、麦粒腫ができちゃった~」なんて言う人はいませんよね。周りの人も何のことかさっぱり分からないと思いますから、「ものもらい」と呼んでおいても全く問題ありません。ただ、この「ものもらい」という呼び名に馴染みのない方もいるのではないでしょうか。
実は麦粒腫や霰粒腫を「ものもらい」と呼ぶのは全国的には35%ほどに過ぎず、地方によって様々な呼び名があるんです。それでは地方ごとの代表的な呼び名と、その使用率の高いエリアをご紹介してみましょう。

● 「ものもらい」・・神奈川県・千葉県・埼玉県など
● 「めばちこ」・・・大阪府・兵庫県・奈良県など
● 「めいぼ」・・・・徳島県・宮崎県・山口県など
● 「めんぼ」・・・・岐阜県・愛知県・三重県など
● 「めぼ」・・・・・広島県・愛媛県・香川県など
● 「めっぱ」・・・・北海道・群馬県など
● 「めもらい」・・・石川県・長崎県・福井県など
● 「ばか」・・・・・宮城県・岩手県・山形県など

他にも「めこじき(長野県・山梨県など)」「おひめさん(熊本県・福岡県など)」という呼び名もあり、なかなか面白いですね。きっと語源や歴史にも興味深いものがあるのだと思います。夏休みの自由研究のテーマとしてお子さんに勧めてみても良いかもしれませんよ。