まぶたが腫れる! 「ものもらい」になる原因・メカニズム

眼科まっぷ
  1. まぶたが腫れる! 「ものもらい」になる原因・メカニズム
2014年01月14日

まぶたが腫れる! 「ものもらい」になる原因・メカニズム

「ものもらい」の症状といったら腫れや痛みですね。ではなぜそのような症状が起きるのでしょうか。「ものもらい」の発症原因とそのメカニズムについてお話します。

まぶたが腫れる! 「ものもらい」になる原因・メカニズム

「ものもらい」の種類によって原因は異なる

皆さんもご存知の通り、「ものもらい」はまぶたが腫れて、かゆみや痛み、時として化膿を伴う目の病気です。ただ、ひとくちに「ものもらい」と言っても、そこには「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」の2種類があり、各々発症する原因が異なります。また、「ものもらい」になりやすい人となりやすい時があるようです。今回は腫れや痛みを伴い、外見上にも問題が生じる「ものもらい」の発症原因とそのメカニズムについてお話します。

「麦粒腫」の発症原因とメカニズム

私たちが一般的に言う「ものもらい」は、「麦粒腫」のことです。麦粒腫は、まぶたにある汗や脂の分泌腺や毛穴に細菌が入って発症する“急性の化膿性炎症”です。原因となる細菌は「黄色ブドウ球菌」や「表皮ブドウ球菌」という、普段から私たちの皮膚などに存在しているありふれた「常在菌」ですが、疲労やストレスが溜まったり、体調が悪い時にお酒を大量に飲むなどの不摂生をして細菌に対する抵抗力(免疫力)が低下すると、常在菌であっても増殖をして炎症を起こします。もちろん目の周りを不潔にしていたり、夏などに汗をかいてそのままにしておくのも細菌を増殖させる可能性を高めます。

「霰粒腫」の発症原因とメカニズム

霰粒腫は細菌感染を伴わない無菌性の炎症で、多くの場合、まぶたの縁にある「マイボーム腺(瞼板腺)」が詰まることを原因として発症します。マイボーム腺は油分(皮脂)を分泌して涙の成分に油分を加え、油膜を作って涙の蒸発を防いでくれる働きを持ちますが、ここが詰まると粥状のどろりとしたものが溜まり、慢性的な炎症が起きて“出来物(腫瘤)”をつくります。栄養状態やホルモンバランスが崩れて皮脂成分の性質が変ることが原因となる場合もありますが、通常の霰粒腫はしこりだけで、かゆみも痛みもありません。ただし、霰粒腫ができる過程で細菌に感染することもあるので注意が必要です。

「健康」と「清潔」を心がけよう

細菌の増殖を許すのも、マイボーム腺が詰まるのも、どちらも体調不良や汚れを根本の原因とすることが多いようです。ですから目の周りをいつも清潔にしておくことを心がけ、手洗いの習慣を身につけましょう。そして普段から体調管理に気をつけて、体の抵抗力を落とさないようにしてください。
パソコン画面を長時間見ることの多い方は、まばたきを意識的にするようにしましょう。ドライアイになると「ものもらい」ができやすくなりますからね。