長期の治療も覚悟!「角膜炎」を治すには?

眼科まっぷ
  1. 長期の治療も覚悟!「角膜炎」を治すには?
2016年03月28日

長期の治療も覚悟!「角膜炎」を治すには?

「角膜炎」は早期に治療を開始すれば短期間で治すことが可能です。しかし、治療開始が遅れるほどに治療期間は長くなっていきます。特にコンタクトレンズユーザーの方はご注意ください。

長期の治療も覚悟!「角膜炎」を治すには?

早期の治療開始が必須です

角膜(黒目)の表面の角膜上皮に傷がつき、そこに細菌や真菌(カビ)が侵入することで発症する「角膜炎」は、重症化すると回復不能な視力障害を残してしまう危険な病気です。
それでも角膜には知覚神経が張り巡らされているため、傷がつくと強い痛みを感じます。その痛みを感じた時点で適切な治療を始めれば、短期間で症状は改善します。しかし、治療の開始が遅れて細菌や真菌に感染してしまうと、場合によっては数ヶ月~数年にわたる治療を覚悟しなければなりません。異変を感じたらすぐに眼科へ行きましょうね。

感染性角膜炎の治療法

■ 細菌性角膜炎の場合・・・
基本は“抗菌薬”による治療です。感染した細菌の種類に応じた抗菌点眼薬を中心にして、抗生物質の内服や点滴を併用します。症状によって治療期間は異なりますが、細菌の特定に時間を要すると数カ月以上かかる場合もあります。

■ 真菌性角膜炎の場合・・・
細菌性角膜炎の場合と同様に、病原性カビに効く抗真菌薬の点眼、内服、点滴を組み合わせて治療していきます。治療期間は少なくとも1カ月以上はかかります。

■ アカントアメーバ角膜炎の場合・・・
微生物のアカントアメーバに対する特効薬はなく、少しでも効果のある抗真菌薬や消毒薬の点眼と点滴を行ったり、濁った角膜の表面を削り取るなどの治療法を併用します。極めて治りにくく、治療期間が数年に及ぶことも覚悟しなければなりません。

■ ヘルペス性角膜炎の場合・・・
抗ウイルス薬の眼軟膏の使用と内服薬、点滴の併用で1~2週間で治ります。ただし、治癒しても体調不良などを引き金にして再発することが少なからずあります。

「治療」よりも「予防」が大切です!

このように角膜炎の治療は長期にわたる非常に大変なものですから、「角膜炎にならない」ことが大切です。最近はカラーコンタクトレンズをファッションのためにつける人が増え、不適切な使用によって角膜炎を発症するケースが目立っています。十分に注意してくださいね。